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岡山市南区で雨漏り修理依頼/天井が落ちた原因をドローン点検

岡山市南区のお客様からで長雨で玄関の天井板が抜け落ちたので見てほしいと問い合わせがありました。
お話を聞くと玄関の天井板が雨が止んだ後、数枚落ちたそうです。今回のお客様は3回目の雨漏り修理の依頼のお客様です。
雨漏りの原因を調べるためドローンで屋根を点検しました。そのあと、瓦も捲り雨漏りの原因を徹底的に調べました。
その模様をお伝えいたします。

上空からドローンで撮影

建物は2階建てに切り妻の建物です。

ドローンで撮影してみました。
築50年過ぎの平型のセメント瓦です。

岡山では平型のセメント瓦は、50年前の良く使われていた瓦です。

雨漏りで天井板が脱落

玄関の天井板がごっそり抜け落ちています。

雨水を吸い天井板が重たくなり落ちたみたいです。

ドローン点検 飛ばす前

今回の建物は50年経っていて、中古物件を買われたお客様なので、50年前の瓦かどうかわからないということです。

セメント瓦はほとんど製造中止の瓦ですから割れたら瓦がないので、まずは上がらずに点検。

ドローン点検 飛び始め

電線、に引っ掛からないように。目視で飛ばしていきます。

アンテナを立てるとき支柱が倒れないように引っ張っている線にも気を付けないといけません。

以前雨漏り修理をした板金屋根

以前雨漏り修理をした板金屋根です。

勾配が緩くても施工できる瓦棒です。
錆がかなり浮いています。

以前雨漏り修理をした瓦屋根

差し替えたセメント瓦も以前雨漏り修理をしたところです。

瓦を葺き替えた所のセメント瓦を、在庫しておいたので差し替えできました。

雨樋の状況確認

雨漏りしているところの上の雨樋をドローンで撮影したものです。

劣化はしていますが雨漏りはしていないみたいです。

ドローン点検で雨樋上合の状況確認

軒樋の上合のあたりですが、上合が割れたりズレたりすることがよくあるのですが大丈夫そうです。

上合のつまりもないです。

ドローンで確認 雨漏り部分

雨漏りしている部分の上空から撮影したものですが、瓦の割れ、ズレ、浮きなどは確認できず今のところ雨漏りの原因は特定できていません。

雨漏り部分横から撮影

横から撮影しましたが瓦の浮き、ズレ、割れは確認できません。

雨漏りポイント

このスケールがあるあたりから雨漏りしたみたいです。

瓦の表面の塗膜は劣化が激しいです。

瓦を捲ると雨水の入った跡

瓦を捲ってみました。雨水が入った跡があります。

瓦と瓦の重なり部分に土ぼこりがびっしりあります。

この土ぼこりが毛細管現象を起こす元凶です。

もう少し捲りましたが雨水の後が至る所に

雨漏りしていた当たりの瓦を9枚捲ってみました。

捲ったところすべてに雨水が入った跡がありました。

40年以上経った屋根材によく起こる毛細管現象です。
毛細管現象とは屋根材と屋根材の間に土ぼこりが溜まり水が流れて防水紙に雨水が入っていく現象です。

防水紙も劣化して破れています

雨水が入lったあたりの防水紙は劣化がひどく、防水紙(ルーフィング)などの下部葺き材が破れてしまっています。

防水紙はメーカーなどによって耐用年数は10年とか15年とかまちまちですが、雨水が侵入しなければ20年から30年前後は大丈夫な気がします。

防水紙は雨水が入ると早く傷みますのできおつけてください

 

今回の雨漏りは毛細管現象により雨水が防水紙の上に流れ込み、防水紙の劣化しているとこらからの雨漏りでした。

セメント瓦によくみられる現象です。 雨漏りがひどくないので、なかなか気が付かないことが多いです。

天井に小さいシミが目立つようになると、かなり毛細管現象が進んでいます。
は屋根の点検をお勧めいたします。

今回は天井の修理、雨漏り部分の防水紙の張替え工事の提案、それとドローン点検で分かった強風での棟の歪みの修理、こちらは火災保険で対応できそうです。

次回は防水紙の張替えの模様をお伝えいたします。

雨樋や屋根に気になることがございましたら、お気軽に佐藤瓦にご相談ください。

親切、丁寧に、点検や相談を無料で行っています